このたび、長崎中央ロータリークラブ様にて、弊社専務取締役の下川卓郎が「AI時代の実情と人間の存在価値」をテーマに卓話をさせていただきました。
当社は、長崎の魅力発信メディア「ながさーち」の運営をはじめ、WEBマーケティングやAI導入に関するコンサルティング事業を行っています。
近年は、企業や団体の皆様からAI活用についてご相談をいただく機会も増えており、今回の卓話では、経営者の皆様に、生成AIの現在地や具体的な活用事例をご紹介しながら、「AIが急速に進化する時代に、人間にはどのような価値が求められるのか」というテーマについてお話ししました。

生成AIは、文章作成や情報整理、分析、資料作成など、さまざまな業務を高いレベルでこなせるようになっています。
今後、ビジネスにおいては「AIを使うか、使わないか」ではなく、「AIをどのように使うか」がますます重要になっていくと考えています。
一方で、AIの能力が高くなればなるほど、改めて考える必要があるのが「人間は何を担うのか」ということです。
今回の卓話では、
「AIが能力を担い、人間が意思を担う」
という考え方を一つの軸としてお伝えしました。

AIは、アイデアを出したり、文章を書いたり、膨大な情報を整理したりすることができます。
しかし、
「何を実現したいのか」
「誰のために行うのか」
「何を大切にするのか」
といった目的や方向性を決めるのは、あくまでも人間です。
人間が方向性を示し、AIとの対話によって考えを深め、最後に判断する。
AI時代には、この「意思を持つこと」の重要性が、これまで以上に高まっていくのではないかと考えています。
卓話の中では、当社が携わっている介護・福祉分野でのAI活用についてもご紹介しました。
例えば、
「その日の記念日など(●●の日的な)にちなんだ介護レクリエーションを考えて」
というAIへの指示があります。
一見すると、単純にAIを使ってレクリエーションを考えているだけにも見えます。
しかし、その背景には、
「利用者さんに毎日を特別な日にしてほしい」
「季節を感じてもらいたい」
「少しでも楽しい時間を過ごしてほしい」
という、現場で働く方々の想いがあります。
AIそのものが価値を生み出しているのではなく、人間が持っている想いや目的を、AIの能力によって形にしている。

同じAIを使ったとしても、「何のために使うのか」によって、生まれる価値は大きく変わります。
AIが進化することで、人間の仕事がなくなるという議論もあります。
しかし、私たちはAIと人間を対立するものとして考えるのではなく、
「人間の意思 × AIの能力」
によって、これまでできなかったことを実現していくことが大切だと考えています。
単純な業務効率化だけではなく、一人ひとりの生産性を高め、組織全体の業務改善につなげ、さらには新しいサービスや価値を生み出していく。
そのためにAIをどのように活用していくのか。
今回の卓話を通じて、私自身も改めてAI時代における人間の役割について考える貴重な機会となりました。
長崎中央ロータリークラブの皆様、このたびは貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
ワールドダイブ株式会社では、今後もAI研修やAI導入支援を通じて、企業や地域の皆様がAIを実際の業務に活かし、新しい価値を生み出していくための支援に取り組んでまいります。
